後立山 唐松岳(2695.9m) 2016年8月16日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 3:41 林道終点(駐車場)−−4:03 黒菱平−−4:28 八方池山荘−−5:05 八方池−−5:38 扇雪渓−−6:18 唐松山荘−−6:32 唐松岳(休憩) 8:14−−8:27 唐松山荘−−8:54 扇雪渓−−9:20 八方池−−9:43 八方池山荘−−9:59 黒菱平−−10:08 林道終点(駐車場)

場所長野県北安曇郡白馬村/富山県黒部市
年月日2016年8月16日 日帰り
天候晴後霧
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場黒菱林道終点に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望大展望
GPSトラックログ
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コメント黒菱林道終点から往復。天気予報は悪くガスで展望皆無を覚悟で出かけたが予想外の好天で大展望を楽しめた


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黒菱平の遊歩道入口 八方池山荘
水道施設 巻道のベンチ
公衆トイレ 標高2000mの第二ケルン
標高2040mの八方ケルン 標高2080mの第三ケルン
日の出 標高2120m付近から短い樹林帯
登山者カウンタ。標高2140m付近 標高2200m付近
残り僅かな扇雪渓 標高2360m付近
標高2430m付近の丸山ケルン 丸山ケルンから見た唐松岳方向
標高2480m付近
標高2580m付近。唐松山荘まで尾根南側を巻く 唐松山荘が見えた
唐松山荘 山荘西側斜面がテント場
唐松岳に向かう テント場はジグザグに点在
餓鬼谷を見下ろす 唐松岳山頂
餓鬼岳から見た西側の展望(クリックで拡大)
餓鬼岳から見た東側の展望
餓鬼岳から見た後立山北側の山々
餓鬼岳から見た劒岳北方稜線
餓鬼岳から見た白ハゲ〜赤谷山
餓鬼岳から見た槍穂 餓鬼岳から見た富山平野
ガスが上がってきたので下山開始 山荘もガスの中
帰りの丸山ケルン 扇雪渓
八方池付近でガスが切れる 登ってくる人は多い
八方池山荘 黒菱平
黒菱林道終点


 唐松岳に登ったのはいつが最後だろうか。たぶん10年以上前だろう。黒菱林道終点から手軽に登れる後立山の山でお手軽日帰りに適度だ。今年のお盆休みの中盤以降は、本当はまとまった日数が必要な山に入る予定だったが天候がよろしくない。あまり家でゴロゴロしていると体がなまりそうなので、悪天覚悟で登っても許容範囲の唐松岳にでかけることにした。前夜の天気予報では曇りか霧、時々雨だった。

 お盆休みの「中休み」期間だけあって黒菱林道終点駐車場の車は僅か数台。山小屋も空いているだろう。予報と違って上空は満天の星空。でも明日朝はどうだろうか。

 翌朝、まだ暗い時刻に出発。いまだ満天の星空だが稜線も晴れているのかはここからは見えない。施錠されたゲート横を抜けて準備運動と呼ぶにはきつい急な林道登り。上り終えると黒菱平。まだ暗い時間でリフトは動いていない。足元に笹がはみ出した遊歩道で八方池山荘まで。この区間は大半の登山者はリフトを使用するだろうから遊歩道の整備状況は良好とはいえないが、これより先は立派な遊歩道に変わる。

 リフト頂上駅に達するとやっと道はまともになって足に触れる草木は無くなり快適に。ここまで来れば白馬三山が見えるが雲はかかっておらず晴れている。私が山頂に到着するまでこの天気がもつといいのだが。

 八方尾根は標高が低い場所から森林限界の植生なので展望は非常にいい。下界は背の高い雲海が広がる。たまには稜線直上ではなく南を巻く遊歩道でも歩いてみようと木道分岐を左へ。朝露で濡れて滑りやすい木道に注意しながら緩やかに上っていく。稜線直上の道は途中で木道が終わって石ゴロゴロの道だが、巻道は木道が続いて歩きやすい。この頃には明るくなり、雲海の向こうから太陽が出てきた。今のところ予報と違って快晴だ。麦藁帽子が活躍しそう。

 公衆トイレの西側で稜線上の道と合流。一段上がって八方池。前回はここで雨のため下山したが今回は快晴だ。一度鞍部に下がって登り返すと短い樹林帯。ここは日影があって夏場はいい休憩個所になる。樹林帯には登山者カウンターが設置されていた。

 扇雪渓はほとんど雪が溶けてしまい今年の雪の少なさを物語っている。南斜面をジグザグに上がり広い稜線へ。丸山ケルンを通過すると冬道を見送って稜線南を延々と巻く夏道へ。当然ながら雪のかけらもない。左手には遠見尾根から五龍岳がでかい。

 緩やかに登っていくと唐松山荘に到着。西側斜面のテント場を見下ろすと2,3張。もう時刻が時刻だからなぁ。ここから祖母谷方面へ下って餓鬼山を往復したのは何年前だったか。黒部川の反対側には剱岳が近い。

 小屋から山頂までは目の前だ。今日は疲れる前に山頂に到着。まだガスは上がってきておらず360度の大展望。残念ながら唐松岳は後立山の中では標高が低く、南北方向は五龍岳と天狗ノ頭が立ちはだかってその裏側は見ることができないが、そこからずれた山がずらりと並んでいる。

 山頂には2時間近く滞在したが、その間に訪れた登山者は10人ちょっとで少なかった。ヘルメットをかぶってこれから不帰ノ険へと縦走する登山者の姿があったり、逆にこれから南下する若者パーティーの姿も。私と同じように日帰り登山者の姿もあった。時間の経過とともに徐々にガスが上がってくるようになり、やがて視界を閉ざす時間が長くなってきた。まだ雨が降りそうな気配はないが、これ以上山頂にいても展望は楽しめないので下山。

 天気予報に反して早朝の天気は良かったが、これほど早い時刻にガスが上がってくるようでは、日中は予報どおり不安定な天気になりそうだ。唐松山荘から八方尾根に入るとガスが濃くなる。それでもこれから山頂へと向かう登山者数は下るほど増えてくる。大ザックの人もいれば軽装の人も。八方池まで下れば登山者の世界から観光客の世界へ。ここはガスの切れ間でかろうじて写真撮影の意欲が湧く場所。帰りは全体的にガスに覆われる時間が長かったが、歩く分には涼しくて助かった。

 黒菱林道終点駐車場は満杯までには至らなかったがそこそこの賑わい。登りのリフトも次々と人が乗り込んでいた。
 

 

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